CHIAKIほおずき
2014年度テーマ「食べる」を視点にケアを考える

発表テーマ

「料理教室の取り組みについて」

発表者:S・K
CHIAKIほおずき神戸垂水
デイサービス

目的

対象者 Y様 要支援1
(情報) 平成25年8月にご主人が亡くなりその後独居生活。
娘様が他市に在住ですが、週末にしか様子を見に来ていません。
昨年夏ごろより物忘れが進み、意欲の低下を見られます。
現在、週1回の訪問介護と週2回のデイサービスを利用しています。
なお、夕食は宅配弁当を頼んでいます。

自宅では宅配弁当等の活用で、調理する機会が減少しています。
利用者様と職員が一緒に調理を行い、職員見守りのもと安全に調理を行なうことで
料理をしていた当時のことを思い出していただきたいと考えました。
自宅で作ったことのある料理を共同で作ること(料理教室の開催)で
自宅での調理をしようとする意欲の向上を図り、
認知症進行の緩和を目指すことを目的とします。

方法

利用者様が昔、作っていた料理や食べたい料理等の意向調査を行ないました。
月に一度決まった曜日(火曜日or木曜日)に
昼食の一品としてお出し出来るように調理員と相談しました。
昼食にお出しするために午前中に入浴をしない利用者、
入浴が終わった利用者の方と一緒に料理を作りました。
季節にあった料理や定番のおふくろの味の料理を職員と一緒に調理しました。

料理教室調理内容

3月  いかなごくぎ煮
4月  白和え
5月  ひじき煮
6月  ポテトサラダ
7月  ビシソワーズ
8月  ラタトゥーユ
9月  きんぴらごぼう
10月 豚汁
11月 肉じゃが
12月 無し
1月  粕汁

結果

結果
Y様や一緒に料理教室に参加した利用者様の皆様の表情が活き活きしていました。
どういったものを調理し食べたいかを話してくださるようになりました。
今まで交流がなかった利用者同士の交流が増えました。
(利用者同士が調理をすることや調理をしなかった人も味の感想を話すことで交流が生まれました)
昔のことを思い出しながら調理をしていました。
連絡帳の中に『料理教室が楽しかった』とご家族にお話ししていたと報告がありました。
自宅でもやってみたいと意欲的になってもらえました。
Y様のケアプランの目標に「茶碗蒸しを作って食べる」と記載されました。

問題点
利用者毎に調理方法にそれぞれのこだわりがありました。
馴染みのない料理をしたことで利用者様主導ではなく職員主導になってしまいました。
1ヶ月に1度の実施の為、時間が経過するとともに意欲低下が見られ、
自宅での調理もしないようになりました。

まとめ

・引き続き料理教室を行なうことでY様だけではなく、
他利用者の意欲向上を図りたいと考えます。
・楽しく交流しながら料理をすることで、
デイサービスで過ごす時間をより豊かに活性化させていきたいと考えます。
・Y様だけではなく、他の利用者のケアプランにも目標として入れられるように
ケアマネージャーに報告、提案していきたいと考えます。