CHIAKIほおずき
2015年度テーマ「生活機能向上の取り組み」

発表テーマ

「ひとり暮らしの持続の支援」

発表者:O・J
CHIAKIほおずき姫路高岡
デイサービス

目的

対象者 A様 要介護3
一人暮らし
・自宅での転倒がある
・囲碁仲間が家に来てもベットで横になったまま対戦の様子を見ているのみ
・すり足歩行である、下肢筋力の低下
・ふらつきがある
・体重の減少
・手の力が弱い
・手すりを掴みそこねる
・デイではベットで休む事が多い
本人様の声
・食事中、お茶碗を持つ手がすべり、落としてしまう→握力強化
・手すりを掴み損ねる
・ふらつきがある  →下肢筋力強化
・すり足になってしまう
・デイサービスの食事がおいしい →栄養支援
・自分はこの家で生活していくしかないから・・・ →意欲支援
職員の思い
本人様が転倒することなく、自立した生活を支援したい。
デイサービスでの時間を楽しく過ごしてもらう事で より良い在宅生活も手助けをしていきたい。
”Aさんの思い・生活の支援をする為には、心身ともに体調を整え・体力・筋力をつけることも大事ではないか?”

方法

食事面のサポート
栄養支援

食事

 

 

 

 

 

 

 

退院後(4月)45.9㎏→12月 47.7㎏
1.8㎏増加
体調面のサポート
・服薬に関して一人では、本人様飲み忘れがあるので送迎時にヘルパーと連絡や確認をしています。
・朝の薬の飲み忘れがあった場合はデイにて服用しています。
・バイタル測定をして体調の変化の早期発見に努めています。
・排便コントロール
個別機能訓練内容(看護師実施)
・筋力強化  平行棒内にて股間節外転20回・伸展20回
・関節可動域運動 足関節運動は座位にて行う。左右20回
・歩行訓練 平行棒内3往復→5往復
・日常生活動作訓練 立ち上がり運動指運動
・なし→ボール握り
介護職だからこそできることはないのか?→寄り添う支援が大切
活躍していただく 「Aさんの意欲の支援  ”喜びの共有をする”」
誕生日会の開催   「誕生日会があるからスーツ着てきてね」と職員がAさんに話していると・・・
ヘルパーさんの助けのもと、スーツでバッチリ決めて来られていました。
☆ハーモニカ演奏
利用者様の誕生日会にハーモニカ演奏
他にも、カラオケ、囲碁、運動会など…
週一で利用されているほかのデイサービスとの連携
→棒体操の実施

結果

現在では…
担当者会議にて、本人様より
「すり足になってしまうがどうしたらいいか?」
と質問していた。→ 意識が前向きになった。
・転倒が減った
・服をかけることができるようになった
・最近は長い時間座って囲碁や習字ができるようになった
・行動範囲が広がった
デイサービスの利用が楽しいものに!!
周りの利用者様の刺激になった
ひとり暮らしの継続につながる ”相乗効果”
職員の変化
Aさんの前向きな兆しを見つけて思いの実現ができた
Aさんの元気になられた姿を見て、喜びの共有ができた
今後に向けて
Aさんの望む暮らし
•もっとしっかり歩くことが出来るようになりたい
•外出してラーメンがたべたい
•「今が幸せ」このまま幸せな生活を続けたい
新たな目標ができました。

まとめ

・デイサービスで過ごす時間だけでなく、生活全体を見て、先を見据えることが大切だと思いました。
・デイサービスはたくさんの人達と共に生活の一部を担ってAさんらしい生活を支えています。
これからも家庭のような温かい心で「今が幸せ」と言っていただけるような支援をしていきたいと思います。