常時見守りが必要な方への対応

【相談内容】

・対象者 男性(74歳)
 定年後、ご自宅で奥様との二人暮らしを楽しんでおられましたが、1~2年位前より、
パソコン操作や書類整理が出来なくなって来られました。
その後、自転車で走り続け家に帰れなくなり警察に保護されたり、不法投棄のゴミを持ち帰る、
昼夜逆転等の認知症状が出現し、ご本人の言動に奥様が振り回されておられました。
受診された結果、アルツハイマー型認知症と診断され、服薬治療が始まりました。
そんなある日、高熱があるご本人を制止する奥様を振り切って外出され、外出先での入浴中に溺れご入院されました。
入院中も帰宅願望が強く、病院を脱走した為やむなく退院されることとなり、
申請代行を行った支援センターを通して奥様から相談を受けました。

【相談員の対応】

 ご本人が外に出てしまい常時見守りが必要な状況なのでとご本人・奥様が事業所を訪問され、
お話を伺いました。
疲弊されている奥様のお話をゆっくり伺い、問題点をひとつずつ確認し、今後の対策を一緒に考えていきました。
また、主治医の先生にも支援に対する所見を頂戴し、ケアプランセンターの介護支援専門員全員で
支援策を考えて、ご本人、奥様と擦り合わせを行っていきました。
介護申請の結果が出ていない状況だったので、デイサービスのお試し利用をしながら認定結果が出るのを待ちました。
約1か月後、要介護3の認定結果が出ました。

一時はご本人・奥様とも緊迫した状況でしたが、
奥様が詳細なご本人の記録を主治医の先生に随時伝えられ、薬の調整がなされ、
デイサービスを週3回利用されることで随分落ち着いてこられました。
最近では、ご夫婦の穏やかな笑顔がよくみられるようになりました。
季節がよくなったら実家のある某県に新幹線で旅行することも計画されています。