CHIAKIほおずき
2014年度テーマ「食べる」を視点にケアを考える
⑨
発表テーマ
CHIAKIほおずき姫路南条
デイサービス
「食べるってすごい」
発表者:N・SCHIAKIほおずき姫路南条
デイサービス
目的
対象者 T様
•平成25年10月末よりご利用
•事故による頸椎圧迫骨折
•胃ろう造設
(看護師による管理)
①昼食時、エンシュア1缶(250ml)を2時間かけて注入
②白湯200mlを15分注入
③薬注射(整腸剤)
④たんの吸引
•両足踵の褥瘡
事故により在宅復帰が困難な状況から、ほおずきと出会い
奇跡的な回復を見せ始める。
•年明けごろより座位を保てる時間が 長くなる
•かかとの褥瘡状態の回復
•首の固定具を外せるようになる
•体操やレクリエーションに興味を持たれ、 調子の良いときには参加される
•Tさん 「また、白いご飯が食べたい!」
•ご家族様 「回復に驚いている。食事させてあげたい」
•平成26年3月より嚥下トレーニングの開始
方法
嚥下機能の回復へ向けて
医師の指示のもと、ベビーフードを用いた嚥下トレーニングの開始
T様も久しぶりの口からの食事を喜ばれる
⇓
慣れてこられると「おいしくない」とのこと
家族様より食事の変更依頼
⇓
ご入浴後、ベッドで口腔マッサージとリハビリ体操の実施
エンシュアからF2ライト(400kcal)
⇓
胃ろう時間の短縮
腸の負担軽減
結果
現在では…
嚥下トレーニングの継続
•座位保持時間の拡張
•レクリエーションへのご参加
今後のT様について
平成27年1月より F2ライト(400kcal) F2ショット(200kcal)
•医師の指示のもと普通食への準備が始動
まとめ
•食材・料理を通して利用者様同士がつながること 新たな一面の発見があった
•食がもたらす健康の回復 人の回復力のすごさを実感
•「食べること」を通しての生きがいの発掘の大切さが分かった