CHIAKIほおずき
2014年度テーマ「食べる」を視点にケアを考える

⑤ 『2014年度優秀賞』

発表テーマ

「見守る介護を目指して」

発表者:Y・S
CHIAKIほおずき姫路香寺
デイサービス

目的

対象者 O様 要介護4
★ご本人様:言葉での意思確認は難しいが、
声かけをするとこちらの思いは通じて表情は明るく答えてくださる。
歩行は手引きにて可能。
日常生活全般、全介助。
★家族様:残っている機能を生かしてほしい。
排便が一週間ないことがあり、心配。
Oさんに、美味しく、楽しく食べていただくことで身体機能の向上を目指す。
食事摂取行動の中でOさんができることを明らかにし、それを引き出していく。

方法

•取り組みその1
<家族様への聞き取り>
分かったこと
*朝ご飯は全介助(時間の限りがあるため)
*夜は一品ずつ。
*1時間は見守り、30分は介助。
*メニューは柔らかめのものをひとくち大
*家族と同じ食器
*食べるペースや量は日によって違う。
•取り組みその2
<食器の工夫>
•取り組みその3
<介助の工夫>
・時間を決める
・食べやすいようにする
・口腔ケア
•取り組みその4
•<情報共有ノートの作成>
・職員が統一した状況把握ができた
・Oさんが好んで食べられるものや、苦手なものなどが分かった。
取り組みその5
•<調理員との連携>
•◦取り組みその6
<体重測定>
食事量が足りているかの目安として、月一回の体重測定を行う。
Oさんを取り巻くチームケア

oさん

結果

現在では…

•お箸で食べられるようになった
•軽量のコップに変えることで飲めるようになった
•好き嫌いを示してくださるようになった
•自然排便を促す食事を提供できるようになった
•活気が出て、笑顔も多くなり表情豊かになった
•家でも活動的になった

まとめ

職員の変化
•職員が、相手の立場に立って考え、行動できるようになった。
•“見守る”介護を学んだ。
•その人のペースを尊重することで、その人らしい暮らしを支援できるようになった。
•家族様との信頼関係が築けた。

今後について
•その人らしい生活を引き出す
•基本方針に基づいた取り組み