CHIAKIほおずき
2015年度テーマ「生活機能向上の取り組み」

発表テーマ

「自分らしい生活のために」

発表者:K・M
CHIAKIほおずき神戸伊川谷
デイサービス

目的

対象者 M様 要介護2
M様の自宅での様子
主な生活スペース
リビング、寝室、トイレ
・日中はリビングと寝室を2時間おきに行き来。
・寝室にポータブルトイレは設置。
居宅サービス計画書
ニーズ・・・・・自分でトイレに行って排泄する。
短期目標・・・・・手すりを利用し、安全にトイレに行ける。(特に夜間)
通所介護計画書
ニーズ・・・・・・安心して移動が出来るようにしたい
短期目標・・・・・足を動かす運動に参加する
機能訓練短期目標・・・・・日常生活において、自分で出来ることを維持する。

方法

運動メニュー
筋力強化運動
→もも上げ、踵上げ、つま先上げ
・関節可動域運動
→足首・膝の屈曲・伸展、股関節を広げる運動
・歩行訓練
→平行棒歩行訓練
・日常生活動作訓練
→トイレや座席などからの立ち上がり
・バランス訓練
→足踏み(座位)
中間評価(2ヵ月後)
腹筋、背筋、下肢の筋力などの低下が見られる
→立位時、前傾姿勢が目立ってきた。
運動メニュー変更
・筋力強化運動  「内容一部追加」
→膝曲げ、もも上げ、踵上げ、足首、膝の曲げ伸ばし、腹筋筋力維持運動、握力、腕力維持運動
・関節可動域運動  「継続」
→足首・膝の屈曲・伸展、股関節を広げる運動
・歩行訓練  「継続」
→平行棒歩行訓練
・日常生活動作訓練 「継続」
→トイレや座席などからの立ち上がり
・バランス訓練  「継続」
→足踏み(座位)
・背筋伸ばし   「追加」
→背筋伸ばし(立位)

結果

現在では…
体幹および足の動かし方も右側に傾いた状態
椅子などの目標物があると足が出やすい
歩行状態については大きな変化はなく、現状維持です。
ただ、ご本人様の意識については、身体を動かす意欲の高まりを一緒に取り組む中で感じられました。

まとめ

今後、グループホームでの取り組み
①入居者様の負担にならない程度に下肢筋力の運動を行う 車イスの方にも立位訓練等を実施
また主治医・外部のリハビリ担当の方にも助言頂く
②生活でのメリハリが減少し認知症の進行が考えられるので、他者との交流機会や施設行事を活用する
③排泄・清潔面での不安な方が増加している、排泄も一連の行為が困難な方も増えている。生活機能全般に今後配慮が必要になってくる
④入所をされても家族様や友人等との交流が保てるように、面会や外泊がしやすい施設環境を整えていく