CHIAKIほおずき
2015年度テーマ「生活機能向上の取り組み」
⑤
発表テーマ
CHIAKIほおずき姫路香寺
機能訓練指導員
「~出来るようになる喜び~」
発表者:S・YCHIAKIほおずき姫路香寺
機能訓練指導員
目的
対象者 D様 要介護1
★ご本人様:息子様と二人暮らしである。
お話がお好きで、他者との交流も図れている。
杖歩行であるが、円背・すり足歩行であり、転倒のリスク高い。
転倒により何度か骨折もされている。
以前は庭いじりなどを趣味として楽しまれていたが、歩行状態悪化に伴い、
外に出られることもほとんどなくなった。
度重なる転倒による自信の喪失「自分はダメや・・・迷惑かけてばかり・・・」
そんな中、サービス担当者会議を通して
「もう一度、庭を散歩できるようになる」という目標を立て、支援していくこととなる。
最終目標:安全に移動が出来て、庭を散歩することが出来る
方法
¢課題その①:すり足歩行
<支援したこと>
・下肢筋力強化のための体操を実施
もも上げ・・・股関節の筋力をつける
膝伸ばし・・・太もも前の筋力をつける
足上げ・・・腹筋をつける
階段昇降・・・足を上げて歩く動作トレーニング
¢課題その②:円背
<支援したこと>
歩行訓練
¢課題その③:自宅のドアが引き戸が多い
<支援したこと>
自宅の環境を意識した引き戸開け閉めのシミュレーショントレーニング
結果
現在では…
自宅を訪問
<本人の動作状況>
・手すりを両手で持ち、移動できている。
・手すりのない場所では、開き戸を手すり代わりにされている。
・導線内に小さい段差が多い。
<家族様の思い>
・出来るだけ自分で移動できるように見守っている。
本人の変化
Dさんが前向きに取り組まれるようになった。
運動量が増えた。
膝や腕の痛みの訴えが減少した。
自分で出来ることが増えた。
自宅でも体操メニューをされている。
家族様の理解もあり、協力を得られた。
ケアマネージャーとの情報共有ができた。
職員の変化
出来るところも手伝っていたと気付いた。
気持ちを盛り上げていけるような声かけができた。
他の利用者様に対しても、出来ることと出来ないことの見極めが出来るようになった。
まとめ
今後の課題
・段差への対策
・手すり代わりになっている開き戸の使い方
・転倒への不安の解消
・不安定な移動の解消
CHIAKIほおずき姫路香寺 グループホームは
どういった面の重度化においても重度化された場合に際しては、ご本人の意思や ご家族の意向のさらなる把握に努め、尊厳を保ち
可能な限りご本人の望む生活、またその人らしい生活ができるように支援して行きます。
看護師はじめチーム全体で、日常的に心身の健康状態の観察に留意し、医療的ニーズの発生に対しては、
医療機関に敏速に情報を伝える事から連携を図り、対応します。
*重度化の緩和や予防への取り組み
快い気分になって頂く事を できるだけ個別に提供やケアしていけるよう考慮しつつ、生活リズムの中に入り、
目的を持って動くことができる機会を提供します。