CHIAKIほおずき
2017年度テーマ「よりよい食事環境」
⑬「がんばった賞」
発表テーマ
CHIAKIほおずき姫路辻井
生活介護
「食べることへのチャレンジ」
発表者:F・KCHIAKIほおずき姫路辻井
生活介護
目的
対象者:M・Y様 男性 障がい支援区分6
<障がい疾病として>
・脳性小児麻痺
・両上肢の機能全廃
・体幹機能障害により座位不能
・意思疎通可能だが発語しにくい
・電動車いす自操
<障がい疾病として>
・脳性小児麻痺
・両上肢の機能全廃
・体幹機能障害により座位不能
・意思疎通可能だが発語しにくい
・電動車いす自操
<現在の身体状況&食事環境>
・左手は物を握ることはできる
・左腕は少し上がる
・食卓テーブルまでは腕が伸ばせない
・口は大きく開くことができる
・咀嚼、嚥下ではたまに少しムセることがある
・食事形態はご飯ふつう、おかずは一口大
・スプーンでの介助で食事を摂る
・次食べたいものの希望を伝えられる
・左手は物を握ることはできる
・左腕は少し上がる
・食卓テーブルまでは腕が伸ばせない
・口は大きく開くことができる
・咀嚼、嚥下ではたまに少しムセることがある
・食事形態はご飯ふつう、おかずは一口大
・スプーンでの介助で食事を摂る
・次食べたいものの希望を伝えられる
<ご本人様・ご家族様の想い>
<ご本人様>
ご自分で食べられるように頑張りませんか?との質問に「やってみる!」と意欲を持たれました。
<ご本人様>
ご自分で食べられるように頑張りませんか?との質問に「やってみる!」と意欲を持たれました。
<ご家族様>
「本人がやるつもりがあるならやってみてもらいたい」と本人の気持ちを尊重されました。
「本人がやるつもりがあるならやってみてもらいたい」と本人の気持ちを尊重されました。
☆ご本人様の前向きな想いとご家族様の意向も確認できましたので、今回の目標を「自分で食事を食べられる」としました。
方法
まずは環境の見直しに取り組みました。
《環境見直し》
・腕の可動域の確認。
・テーブルには届かないので、自宅にあった車椅子に取り付けるテーブルの取り付け。
・テーブルを取り付けた状態での食事。
・スプーンがこちらのものでは掬いにくいため、自宅にある自助具スプーンの使用。
・スプーンの持ち方や角度を、本人が確認しながらの見直し。
・お皿の下に台を置き、高さの調整。
・お茶碗から一口大おにぎりへ変更。
・滑り止めマットをお皿の下に使用。
・テーブルには届かないので、自宅にあった車椅子に取り付けるテーブルの取り付け。
・テーブルを取り付けた状態での食事。
・スプーンがこちらのものでは掬いにくいため、自宅にある自助具スプーンの使用。
・スプーンの持ち方や角度を、本人が確認しながらの見直し。
・お皿の下に台を置き、高さの調整。
・お茶碗から一口大おにぎりへ変更。
・滑り止めマットをお皿の下に使用。
結果
《現在のM様の食事状況》
◇時間をかけながらもご自分で食事を摂れることができるようになった。
◇お皿に食べ物をうつしたり、最後の掬いにくい部分は本人の希望で職員が介助を行っている。
◇入所施設でも車椅子に取り付けのテーブルを使って食事を摂られているとのこと。
◇自宅では家族の食事介助で食べられている。
◇お皿に食べ物をうつしたり、最後の掬いにくい部分は本人の希望で職員が介助を行っている。
◇入所施設でも車椅子に取り付けのテーブルを使って食事を摂られているとのこと。
◇自宅では家族の食事介助で食べられている。
☆目標である「自分で食事を食べられる」が達成することができました。
しかし、食べることはできましたが、達成しただけでこれから継続していくのに
細かい点をさらに見直す必要があるのではないかと職員間で意見が出ました。
現状況でもう少し見直すところをご本人、職員ともに協力して探していく必要があります。
細かい点をさらに見直す必要があるのではないかと職員間で意見が出ました。
現状況でもう少し見直すところをご本人、職員ともに協力して探していく必要があります。
まとめ
《今後に向けて》
今回の取り組みを通して、本人が自立できる部分を増やすことができ、自立心を促すきっかけになった。
本人に取り組む気持ちがみられたのは、自宅と施設、家族と職員は違うことを理解し、
介助されていることに気を遣われている部分があったからではないかと考えます。
関係機関との情報共有や連携が足りておらず、支援方法など連携して深めていくことが、
チームの支援においての重要性が改めて必要だと感じました。
利用開始した段階と現在で状態が少し変わってきている方もおられるので、ご本人様の想いの聞き取りやアセスメントを行い職員間で情報を共有しながら環境面からアプローチをかけてその方にとってよりよい暮らしに繋がるよう努めます。
「できない」から介助が当たり前になるのではなく、大小関係なく「できる」を増やしていく事で、
その方の身体的だけでなく精神的な自立支援への取り組みに繋げていきたいと思います。
介助されていることに気を遣われている部分があったからではないかと考えます。
関係機関との情報共有や連携が足りておらず、支援方法など連携して深めていくことが、
チームの支援においての重要性が改めて必要だと感じました。
利用開始した段階と現在で状態が少し変わってきている方もおられるので、ご本人様の想いの聞き取りやアセスメントを行い職員間で情報を共有しながら環境面からアプローチをかけてその方にとってよりよい暮らしに繋がるよう努めます。
「できない」から介助が当たり前になるのではなく、大小関係なく「できる」を増やしていく事で、
その方の身体的だけでなく精神的な自立支援への取り組みに繋げていきたいと思います。