CHIAKIほおずき
2017年度テーマ「よりよい食事環境」

発表テーマ

「その人らしい食事環境作りを目指して」

発表者:K・Y
CHIAKIほおずき姫路南条
デイサービス

目的

対象者:I様 79歳 要介護5
《既往歴》
緑内障、白内障、くも膜下出血、正常水頭症、褥瘡、脳梗塞
《身体面》 
身体四肢・体幹の拘縮により、リクライニング車椅子使用
《家族構成》
自宅にて、奥様との二人暮らし
《I様の自宅での過ごされ方》
・自宅では主にベッド上にて、過ごされている。
・パット交換等は奥様が行う。
・食事はギャッジアップを行い、奥様介助にて食事摂取される。
《I様が選定された理由》
・自宅での水分摂取が少ない
・水分トロミを付けての提供・介助を必要とする
・透析を受けておられ一日の利用時の水分摂取量を図る必要がある
I様にとってどうすればよりよい食事環境になるのかを考えていきたいと思います。

方法

《取り組み》
・体操・レクリエーションに参加
・食事後、おやつ後の歯磨き
・ご自宅での食事環境に近づける。
・おやつはプリンやゼリーなどを提供
【 レクリエーションでの様子】      【食後の歯磨き】          【おやつ】
 

結果

現在では
I様が食事に集中できる環境を作る事によって、むせこむ事が少なくなりました。
体操をしたことにより、左足第3、4趾間の褥瘡状態も良くなりました。
家族様と連携を図ることによって、ご自宅での食事環境に近づけることが出来ました。

まとめ

《今後に向けて》
この取り組みを行うことによって職員全体で食事環境への意識も強くなりました。
食事環境作りは食べる事だけではなく、心理的・身体的・物理的環境口腔ケアも重要であると言うことが分かりました。
個々にあった食事環境作りを考えることも大事だが、今後、ご利用者様全体でも改善していく必要があるのではないかと思われます。
ご利用者様全体で食事環境を改善し、食事ケアについてのスキルアップ・情報共有・周知徹底の強化をしていきたいと思います。
今後も継続して取組み、個々に合った食事環境を提供できるように施設全体で取組んで参りたいと思います。。