CHIAKIほおずき
2017年度テーマ「よりよい食事環境」

発表テーマ

「こぼさずに美味しく食べたい」

発表者:U・M
CHIAKIほおずき播磨
グループホーム

目的

対象者:S様 90歳 男性 要介護3 アルツハイマー型認知症
《S様について》
・将棋が好きで負けず嫌いな一面がある。
・H22年頃より短期記憶障がいや見当識障がいがみられ始めた。
・入居前は徘徊等も有り、保護を受けることもたびたびあった。
・入居時は歩行状態も良く、生活全般の事はほぼ自分で出来ていた。
【今回S様を選考した理由】
・以前よりも食べこぼしが増え、食事量が減ってきている。
・机に顔を伏せて、寝ている事が多い。
・すり足歩行で腕も上がりにくく、握力も弱くなっている。
・表情も乏しく、物事に対して関心も薄い。
<ご家族様の思い>
・自分のことは自分でして欲しい。
・寝てばかりではなく動いて欲しい。
<職員の思い>
・ADLの低下が見られてきた
・S様の今の状態を維持できる様にケアを見直していきたい。
これらを改善してご本人様ご自身で、食事をこぼさず美味しく食べて頂ける様になってもらいたいと思います。

方法

《取り組み内容》
体力面
・歩行器を使用し、体幹を鍛え、姿勢を良くする。
・手先の運動をし、掴みやすくする。(握力アップボール、カラーピンチを使用)
・飲み込みを改善するための嚥下体操を行う。
調理面
・食べやすい食事形態にする。
(大きいものはつかみやすい大きさに切る。パサパサの魚の塩焼きにとろみあんをかけた)
環境面
・使いやすい食器に変更する。
(溝があり、滑り落ちにくいお箸に変更。陶器からプラスチック製のコップに変更)
・食べやすい環境に整える
(体型に合った椅子を使い、姿勢を正す)

 

結果

《実施結果》
実施前のお食事
☆食べこぼしが多く、周りの方に指摘されることもあった。
☆お箸からの掴み落としが多く、  時間がかかり、食事量が 減ってきている。
☆座位姿勢が保てず、 前のめりになってしまう。

実施後のお食事
☆姿勢も良く、食べこぼし無く食事もスムーズにでき、他の方に注意されることもなくなった。
☆食べこぼしが減った事で、食事時間も短くなり、食事量も増えてきている。
☆体調も良くなり笑顔も多くなった。

まとめ

《現在では

今回の実施を通して、小さな気付きをケアに活かすことで、利用者様の生活に大きな変化をもたらすきっかけとなることがわかった。

《今後に向けて》

今後も小さな気付きをケアに活かし、利用者様が何を望んでいるのかを 把握しながらその時その時に応じた介護の支援を行っていきたいと思います。