ご相談事例集

はじめての方にとっての介護は
不安がいっぱいです。

具体的な介護相談ができずに
困っている方からの
相談例をご紹介いたします。

いざという時頼る人のいない不安
【相談内容】
A様はお一人での生活が長く、今後も自由で気ままな生活をしたいと思っていらっしゃいました。
ところが最近、同じように1人暮らしの友人が部屋で倒れてそのまま亡くなったのを知り、いざという時頼る人のいない不安を感じ、お電話を頂きました。

食事を作ることやお風呂の掃除なども面倒に感じる様になっており、食事もお惣菜を買うことが増え栄養面が偏っている様子です。
今更同居などして世話になる気もない、とのこと。今回も息子さんには相談せず、お一人で住み替えをするおつもりでした。
【相談員の対応】
A様は、「有料老人ホームは、お食事もみんな一緒なんでしょ?なじめないかも、、、。最近高齢者向けの賃貸住宅というのを聞くけど、実際どういうものなの?」と高齢者向けの賃貸住宅に興味をお持ちでした。

有料老人ホームと高齢者向けの賃貸住宅のサービスの違い、それぞれのメリット・デメリットをご説明し、両方を見学するようにお勧めしました。
また住み替えにあたっては、保証人として、また万が一入院するような事態になった場合の身元引受人として、ご子息さまにお願いしなくてはならないこともご説明し、見学にはご子息さまもご一緒していただきました。
資金計画についても、両方のパターンを考え、
1:最初から有料老人ホームへご入居した場合
2:賃貸住宅から有料老人ホームへ転居した場合

で25年間のご試算をさせて頂きました。
実際に見学をされて、将来的には有料老人ホームも視野に入れながら、今の段階では、安否確認と見守りサービスのついた高齢者向けの賃貸住宅がよい、とのご判断になりました。
早く引っ越して新しい場所で今後の生活基盤を作った方がよいとの思いが強くなられたご様子でした。

ご自宅も売却して住み替え資金にあてたいとのご意向でしたので、並行してご自宅の査定、売却の手続きも不動産会社を紹介して進めました。
スムーズに売却も決まり、お引越し日の調整をし、無事ご入居頂きました。
夕食は食事サービスをご利用され、プライベートは確保できつつ、見守りのある生活にA様も満足、またご子息さまからは、「なかなか言い出せなかった今後のことについて、親子で話し合うきっかけとなり、現在のことだけでなく将来に対する見通しと心構えもできた」と大変感謝されました。
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