ご相談事例集

はじめての方にとっての介護は
不安がいっぱいです。

具体的な介護相談ができずに
困っている方からの
相談例をご紹介いたします。

介護サービスの拒否 対象者/ 男性 (83歳・要介護 2) お父様(要介護2)、娘様
【相談内容】
父が介護サービスを拒否します。
先月、父の呂律が回らなくなり、字が書けないなどと訴えたので、かかりつけの病院を受診したところ、検査入院となりました。血栓性脳梗塞と診断され、すぐにバイパス手術に。現在は退院し自宅で生活していますが、高次脳機能障害(注意障害)と診断され、身の回りのことを一人で行うのは難しい状態になっています。
本人は訪問介護のヘルパーさんが自宅に来ることなど、サービス利用がどうしても嫌な様子です。娘の私ができることにも限界があります。どのように進めたら良いでしょうか。介護保険申請には父も同意しています。
【相談員の対応】
お父様は介護保険の認定申請には同意されているのですね。ヘルパーが自宅にくることやサービス利用が嫌な理由もあるかと思います。知らないことや分からないことがあることで、心配になられていることと思います。まずは認定が受けられ、要介護度が確定するまでの間に、お父様とよく話し合い、不安の根っこにある部分を明らかにしておくと、その後の支援者との関わりがスムーズになるかと思います。
お父様は医師や親せき等、「この人の言うことなら聞いてくれる」という人はいませんか。それらの情報もとても大切です。娘さんも安定するまでは大変だと思いますが、一緒に解決策を考え、拒否感の少ないサービスや、同じサービスでも別の事業所などと試していくしかないように思います。まずは介護保険代行申請などを通し、訪問を重ねる中でお父様、娘様双方の想いを必要な支援やサービスに繋げていきます。
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