【相談内容】
K様(74歳・要介護3)は2年前に大腿骨を骨折してから、ご自宅にて奥様(70歳・自立)が介護をされていました。
K様は運動もあまりされないことから糖尿病も併発され入退院も繰り返すようになってきました。
介護サービスも利用していますが、介護の長期化に奥様も心身ともにお疲れのご様子でした。
30分ほどの距離にお住まいのご長男様は介護に協力をしていましたが、家族会議の結果、同居して介護するという選択はなくなり、ご予算にあう施設があれば住み替えをしたいとのことでご相談にみえました。
【相談員の対応】
K様の病状、奥様の状況をお伺いし、ご長男様、担当ケアマネージャー様ともご相談させて頂きましたが、やはりこれ以上お二人での生活は困難との判断になりました。
ご主人のお体の状態を考え、主治医の病院へ定期的に通院できることを優先してお探しすることにした。
また、奥様は自立の状態でいらっしゃるので
1:2人部屋にてご一緒に入居する
2:同じ施設の中で1人ずつ2部屋にわかれて入居する
3:今回はK様のみ入居する
の選択に関しても、それぞれのメリット・デメリット、資金の面の資料を作成してご説明し、ご判断を頂くことにしました。
K様はお一人でのご入居は心細いようでしたし、奥様も「主人ひとりが入居するのは気が引ける」とお悩みでしたが、少し距離をおいた方が奥様の体力を回復されること、また入院をされた場合費用がかかるとご予算も抑え目にした方がよいことも説明し、最終的にはご子息様のご判断で、K様のみのご入居となりました。
病院にも通いやすく、奥様も通いやすい近隣にある大型の介護付有料老人ホームで空きがでるという情報を得たため、すぐにご紹介、ご決断頂きスムーズにご入居して頂くことができました。
部屋数が多いので、いずれ奥様がご入居を希望された場合にご入居しやすいことも、ご決断を頂いた大きなポイントでした。
私ども紹介センターを御利用いただくことで、数社の施設の比較表や、資金計画表などをみて話をすることで、感情に流されず、スムーズで現実的な話を進めることができたケースでした。