CHIAKIほおずき
2015年度テーマ「生活機能向上の取り組み」

⑭ 2015年度『がんばったで賞』

発表テーマ

「家で暮らしたい」

発表者:T・R
CHIAKIほおずき姫路辻井
デイサービス

目的

対象者 A様 要介護4
生活機能とは、歩行、食事、排泄、入浴等自立した日常生活を送るために
必要な能力であり、障がいのある方だけを見るのではなく、
「人が生きること」全体であり、健康とは「生活機能」全体が
高い水準にあることです。
日常生活を少しでも不便なく続けていく為には、
生活機能の維持、向上が必要となる。
ADL向上だけでなく、IADLに繋げていく事が大切となる。
高齢者が要介護状態に至る原因として、
「様々な疾病」「加齢による衰弱」「転倒・骨折」等がある。
年齢を重ねる程にそのリスクは高くなっていく。
在宅生活を継続するには、リスクを少なくする事が大切で、
そのために身体機能や生活機能の向上を図る事が重要になる。
・車椅子での長時間の座位保持困難、ベッドでの臥床時に痛み強い
・座位を保とうにも、体幹の保持ができず傾いてしまう
・座っていると仙骨部が痛い
・コミュニケーションは筆談
・嚥下障害にてミキサー食対応
・排泄はオムツ交換
・表情は険しく、眉間にしわが寄っている
「お尻が痛いからずっと座ってられない」
「オムツは嫌や。トイレに行きたいんや」

方法

・車椅子に変更後の座位安定、体幹保⇒座位時間を長く取るようにする
・便座への移乗動作、着脱の為の下肢筋力の向上⇒足上げ等の運動
・上肢の機能保持、向上⇒腕上げ等の運動
取り組みに対して、一方的に行うのではなく、
ご自身のできる範囲での動きを把握し、本来のあるべき力の維持、
向上に繋げました。ご家族様にも情報共有を行い、
家でもできるような簡単な取り組みから行っていきました。

 

 

結果

A様の現在は…
オムツ交換にて対応⇒トイレへ移乗し、トイレにて排泄可能に
座位不安定⇒長時間の座位安定可能に
立位保持不安定⇒介助により、立位保持可能に。トイレへの移乗、着脱も可能に
★安定した姿勢で新聞や本を読まれたり、
手先を細かく使用するような事にも積極的に取り組まれるようになりました。
これからの課題
・デイサービスでは、トイレでの排泄可能
・在宅では環境面、家族の介護力等の面から達成できていない
・ケアマネージャーや家族との連携を図り、改善策を考えていく
・居宅プランへの反映⇒通所介護計画との連動

まとめ

辻井では他にも・・・
B様「家にいる時に外に歩いて出て 買い物に行きたい」
・デイサービスでは、歩行訓練、文字練習等意欲的に行えている
⇒自宅で継続できていない
⇒ご本人の意欲向上を図る
・環境面の整備
⇒自宅の外へのアプローチ
⇒家族の介護力の強化
C様「昔みたいに靴を履いて、少しでも動かせられれば…」
・左足踵は経過観察中
⇒状態をみて、筋力を取り戻せるよう機能訓練計画をたてる
・体調によっては眠気が強く、傾眠傾向にある
⇒家族と情報を共有し、体調の安定を図る
⇒ご本人の興味のもてるものを提供し、刺激のある生活を送れるように…
といった様な支援も行っています。
今回の事例で…
★それぞれの本当の望みというものが分かり、在宅生活の支援には、
その人の心の声も含めたアセスメントの重要性を改めて認識できた。
★その人の目標を達成することに対しての意欲を高めるきっかけ作りのお手伝いをし、
向上を図る事が出来た。
★その方に合った支援方法を検討し、工夫していく事で、
しっかりと根拠のある支援に繋げていく事が出来るようになった。
今後は…
・ご本人の体調面や精神面の変動があり、継続的な取り組みには至っていないが、
ケアマネージャーや家族との連携を図り、安定した取り組みが行えるよう計画をたてる。
・重度の人が多く、全ての人の取り組みが出来るスタッフの確保が出来ておらず、
個別機能訓練加算を算定できていないが、ケアマネージャーと連携を図り、
徐々に加算できるよう体制を整えていく。
生活介護での検討内容
身体障害者⇒身体不自由、コミュニケーション可
知的障害者⇒身体的には比較的不自由さは見られないが、コミュニケーション不十分
高齢者⇒徐々に衰えていく。身体・コミュニケーション不十分
個々に合わせたケアが必要!!
より適切なケアを行う為にもチームケアが大事!!
最終的に目指すところ…QOL