CHIAKIほおずき
2015年度テーマ「生活機能向上の取り組み」

発表テーマ

「主人と私。2人で一人前。」

発表者:O・M
CHIAKIほおずき姫路阿成
デイサービス

目的

対象者 A様
▪家族関係:
自営業。勝気な性格。
家では部屋に閉じこもり。
常に家族に気を使っている。
本人希望
▪施設入居はしたくない。
▪子供に迷惑をかけずに生活したい。
▪今出来る日常生活動作を継続し続けたい。
主人希望
▪最後まで一緒に暮らしたい。
子供たちに煙たがられず仲良く生活がしたい。
利用者様状況把握 ①
・変形性頚椎症の為に利用当初は頚椎固定カラーを着用。
・立位時・座位時頚部前屈・円背により姿勢が悪い。バランスが悪く、転倒・転落の危険性が高い。
利用者様状況把握 ②
・突発性浮腫もあり、歩行が不安定。
・医師の勧めで弾力性ストッキング着用。
・リュウマチで自立での着脱は不可。
利用者様状況把握→ 自宅訪問

方法

本人の想いを実現する為に

自宅

 

 

 

 

 

 

段差

 

 

 

 

 

 

車

 

 

 

 

 

 

 

 

 

介護職 機能訓練体験

屈伸

 

 

 

 

 

 

ハンドグリップ

 

 

 

 

 

 

 

 

足

 

 

 

 

 

 

 

 

上半身ストレッチ、手指折り、伸ばし、膝伸ばし、ももあげなど

ご本人の意思を尊重しながらのストレッチを続けました。

 

結果

現在では…
・当初の目標設定は転倒防止
・本人様の真の気持ちをくみ取れていなっかた。
・本人様・旦那様の気持ちを理解し計画の変更を行う。
・本人様の活動意欲の向上に繋がった。
・本人様も出来るようになってきている事の実感が出てきた。

まとめ

・習慣化する事で利用者様の自信に繋がる事を再認識する事が出来た。
・家族関係も情報と違う事がわかり、他利用者様に対しても再アセスメントの必要性を感じた。
・高齢者の遠慮から家庭内孤立に繋がっている事の理解が出来た。
・個別機能訓練の目標設定は自宅訪問を通し、身体だけでなく環境面・精神面の理解を深め設定すべきと再確認が出来た。
仮説
今回のこの取り組みをGH職員にも伝え、認知症が進みGHに入居になった際にどの様な対応をするか?
・夫婦での外出を継続させたい。その為にも歩ける能力の維持に努める事が大切と再確認しました。
・施設ではバリアフリーになっているので段差等の歩行練習が出来る様に庭等の有効活用を考えていかないといけないと感じた。
・現入居者の残存機能の再把握に努めます。