CHIAKIほおずき
2015年度テーマ「生活機能向上の取り組み」

発表テーマ

「”自分らしく”を支える援助」

発表者:K・R
CHIAKIほおずき高砂
デイサービス

目的

対象者 S様 要介護3
腰椎圧迫骨折にて入院
退院後、通所介護再開
“昔みたいに自分でできる事は自分でしたい”
強い意志を持っており、ご本人の意志を尊重できるよう検討し、援助に取り組むことにしました。

方法

常に職員が付き、様子を観ながら対応
おしぼりたたみ
手押し車での歩行
アクティビティ
・”出来る限り自分で移動したい”という意思を尊重し、手押し車使用にて可能な限り
自身での自力移動を行っていただきました。
・入浴の際、立位が取り易く衣類着脱が安全かつスムーズに行えるよう、S様の正面に
手すりがくる位置に席を配置してズボンの上げ下ろしをしていただきました。
・握る力を維持向上する為に、おしぼり絞りやおしぼりたたみをしていただきました。
・”若い頃は何でも一人でしてきた”と何度となく口にされる方である為、自尊心や威厳を
傷付けないよう、S様の状態を観察しながら、”しすぎない”を重視して援助しました。

結果

現在では…
・手押し車使用にて、約30㎝程の自力移動が可能となりました。
・衣類着脱時、靴下のみの援助で、全ての更衣が可能となりました。
身体機能や意欲が向上し、本人及びご家族様より感謝されました。

まとめ

・腰椎圧迫骨折で入院し、低下していた身体的機能や意識が向上し、自力での移動や
レクリエーション活動なども積極的になられた。
・認知症があり、痛みの確認が困難である為、無理し過ぎない様に留意して対応しました。
・S様の過去を知り、褒めながらご本人様の意欲を引き出しました。
今後の課題
入浴時、湯船に入る事に対して消極的である為、安心して湯船に入る事ができるよう、
方法や対応を検討し、実施していきたい。